PHC株式会社

NEWS ニュース

News

プレスリリース:医用画像保管システム一体化電子カルテシステムを発売

2014年1月31日
パナソニック ヘルスケア株式会社
パナソニック メディカルソリューションズ株式会社
三洋電機株式会社

クリニックまるごとソリューションを推進 電子カルテシステムと医用画像保管システムを一体化 診療所・クリニック向けに診療業務の効率化を提案

商品名 医用画像保管システム一体化電子カルテシステム

発売日 2011年12月20日
初年度販売目標 150システム

パナソニックグループは、診療所・クリニックにおける診察業務の効率化の要望にお応えする、電子カルテシステムと医用画像保管システム(以下、PACS※1)を一体化したシステムを開発し、 本年12月20日より発売します。

近年、医療情報のデジタル化が進められておりますが、電子カルテシステムとPACSはそれぞれで導入が進んでおり、診療業務の効率化のため、医療機器間の連携が求められています。 本システムは、三洋電機株式会社*の電子カルテシステム「Medicom-HRII(メディコム エイチアールツー)」に、パナソニック ヘルスケア株式会社の子会社、パナソニック メディカルソリューションズ株式会社のPACS「Plissiomo(プリッシモ)」を一体化させた商品です。患者情報の共有、各種DICOM※2データ連携を実現させています。
パナソニックグループは、「クリニックまるごと」ソリューションを提供し、診療所・クリニック・病院など医療現場のご要望にお応えすることで、診療業務の効率化に貢献してまいります。

【主な特長】

  • 電子カルテとPACSを一体化して、省スペース化を実現
  • 患者情報、各種診療データの共有を実現
  • 導入・設置、保守・サポートの窓口一本化により、スピーディーな対応を実現

※1:PACS:画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication Systems)の略称で、DICOM送信機能を持つモダリティから画像データを受信し、データベースに保存します。その後、DICOM画像ビューアなどのクライアントからのリクエストによって、特定の画像データを探し出してクライアント側に転送することができます。
※2:DICOM:Digital Imaging and Communication in Medicineの略称。DICOMは、CTやMRI、内視鏡や超音波などといった、診療で用いられる画像データを扱う際に用いられています。データにはヘッダー情報と画像データ本体とが含まれており、ヘッダーには患者情報や検査状況の情報などが記述されています。
*:パナソニック ヘルスケア株式会社は三洋電機株式会社のバイオメディカ事業およびメディコム事業を 2012年4月に会社分割により、承継することを決定しています。

報道関係お問合せ先

三洋電機株式会社 コーポレートコミュニケーション本部 広報部 (大阪) TEL:06-6994-3546 (東京) TEL:03-6364-3613
パナソニック メディカルソリューションズ株式会社 TEL:06-6905-4161

お客様からのお問合せ先及び資料請求先

三洋電機株式会社 メディコム事業部 TEL:03-5816-5170
パナソニック メディカルソリューションズ株式会社 TEL:06-6905-4161

開発の背景

政府より2009年7月に発表された「i-Japan戦略2015」において、『医療・健康分野』は、『電子政府・電子自治体分野』『教育・人財分野』と共に、三大重点分野にかかげられています。新戦略は「IT新改革戦略(2006年1月発表)」を引き継ぐ新たなデジタル戦略という位置付けで、2015年までに実現すべきデジタル社会の将来像と実現に向けた戦略が描かれています。
この医療情報のデジタル化をすすめる上で、診療録をデータ化する電子カルテシステム、診断画像をデータ化するPACSは共に重要アイテムと位置づけられています。
そのような中、診療所・クリニックの市場において、電子カルテシステム、PACSはそれぞれに操作性が追及され、独自に進化を遂げてきました。またそれぞれで導入が進み、保守・サポートなどがそれぞれのメーカーで分かれているのが現状でした。
今回開発した一体化システムは、電子カルテとPACSが融合して設計されており、各種データ、操作性の統一、更に導入・設置、保守・サポートの一元化を目指し、診療所・クリニックに最適なシステムを実現しました。

特長

1. 電子カルテとPACSを一体化して、省スペース化を実現

従来の電子カルテに高精細ディスプレイ、PACSソフトを追加するだけで、簡単に電子カルテ、PACS一体型システムに変更が可能です。電子カルテ導入済みの医療機関、あるいは新規に導入する医療機関双方にも対応します。また従来は、電子カルテ、PACSのそれぞれに本体、キーボード、マウスがあり、それで操作する必要がありましたが、本システムは操作性も一体化するのに加え、本体、キーボード、マウスが1台で済むため省スペース化も実現しました。

2. 患者情報、各種診療データの共有を実現

患者データ、診療データが共有され、従来電子カルテ、PACSで別々だったデータ管理の一元化が可能です。またカルテ画面から直接DICOM画像データを呼び出すことができ、スムーズな診療を行えます。更にPACSからのDICOM情報が、カルテに自動的に記載され、業務の効率化が図れます。

3. 導入・設置、保守・サポートの窓口一本化により、スピーディーな対応を実現

従来は電子カルテ、PACSはそれぞれのメーカーが導入・設置、保守・サポートを行っていました。本システムでは、導入・設置、保守・サポートを一本化することで、医療機関の対応をスピーディーに行えます。

システム構成

サーバーシステム

従来の電子カルテのサーバーシステム構成に加え、PACS用のDICOM画像格納用ハードディスクを2つ増設します。サーバーではDICOM画像の参照はできません。

クライアントシステム

従来の電子カルテのクライアントシステム構成に加え、PACS用のDICOM画像参照用の高精細ディスプレイを増設します。高精細ディスプレイのみでの運用も可能です

以上

プレスリリースの内容は発表時のものです。 商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。