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プレスリリース:薬剤師の業務効率のさらなる向上と、調剤過誤のリスク低減を目指した、 自動錠剤包装機専用オプション製品 自動半錠分割機能付きタブレットケース棚「ATC-TCHC1-PJ」および半錠専用タブレットケース「TK-80HC-PJ」を発売

2021年4月2日
PHC株式会社

PHC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森本恭史、以下「PHC」)は、このたび、薬剤師の業務効率および、患者さんへの医療サービス向上を目指した、自動錠剤包装機専用オプション製品として自動半錠分割機能付きタブレットケース棚(*1)「ATC-TCHC1-PJ」および半錠専用タブレットケース「TK-80HC-PJ」を発売しましたので、お知らせいたします。

新しい治療薬の導入やジェネリック医薬品への転換、さらには服用薬剤の種類が多い高齢者の増加などに伴い、薬剤師の調剤業務が煩雑化しています。特に、患者さんの疾患や症状、また年齢や体格にあわせて、錠剤ハサミやピルカッターで錠剤を半切するなどの手作業による調剤作業は、薬剤師の業務負担を増やすだけでなく、調剤過誤の大きな原因にもなっています。

現在、販売されているPHCの自動錠剤包装機は、処方箋に基づき、患者さんが1回ごとに服用する薬剤を自動的に一包化することで、薬剤師の業務プロセスを効率化するとともに、患者さんのより確実な服薬管理の実現に貢献する製品です。同製品には、錠剤を自動的に半錠分割する機能が搭載されていないため、薬剤師が手作業で半切する必要がありました。このたび発売した「ATC-TCHC1-PJ」および「TK-80HC-PJ」は、錠剤を自動で半切する機能を内蔵したタブレットケース棚および専用タブレットケースで、PHCの自動錠剤包装機に対応する専用のオプション製品です。本製品は、円形錠剤(*2)などに対応し、より高い分割精度(*3)で錠剤の半切を実現します。また、本製品を、PTPシート(*4)の自動除包機能を搭載したPHCの自動錠剤包装機「ATC-192GR2-PJ(*5)」と併用することで、PTPシートから錠剤を分離する除包作業と半切作業を含めた、一連の手作業による工程(*6)を自動化することが可能となります。これにより、薬剤師の調剤作業の省力化(*7)と、手作業に起因する調剤過誤のリスク低減を図り、患者さんのより安全で適切な服薬治療をサポートします。さらに、薬剤師が錠剤に直接触れる機会を軽減することで、感染症の予防対策としての効果も期待できます。

ATC-192GR2、TK-80HC

PHCは、糖尿病マネジメント、診断・ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行うグローバルヘルスケア企業であるPHCホールディングス株式会社の日本における事業会社です。このたび発売した製品は、PHCのライフサイエンス事業における、薬剤師向け調剤業務の自動化製品ポートフォリオの拡大につながるものです。

PHCホールディングス株式会社にて執行役員および診断・ライフサイエンス共同ドメイン長を務める中村伸朗は、「当社は、1973年に自動錠剤包装機を発売して以来、国内外における薬剤業務の自動化をリードしてまいりました。このたび、発売した自動半錠分割機能付きタブレットケース棚によって、薬剤師の業務プロセスのさらなる改善と、手作業に伴う調剤過誤のリスクの低減および感染症の予防対策をはかることで、患者さんへのより安全で充実した薬剤の一包化サービスの提供が実現できるものと期待しています。グローバルな診断・ライフサイエンスにおいてベストインクラスのプレシジョンソリューションを提供するリーダーとなることを目指す当社は、今後も、医療従事者のニーズの変化に応えるソリューションを提供することで、より質の高い医療の実現に貢献してまいります」と述べています。

(*1)対象機種は、PHC製のATC-128GR1-PJ、ATC-256GS1-PJ、ATC-256GR1-PJ、ATC-320GS1-PJ、ATC-320GR1-PJ、ATC-192GR2-PJ。
製品に関する詳細:www.phchd.com/jp/biomedical/pharmacy
(*2)現在は、円形錠剤に対応した半錠専用タブレットケースのみ販売。楕円形錠剤などの他形状錠剤の発売は検討中。
(*3)錠剤ハサミやピルカッターを使用した手作業より高い精度で錠剤を半切し、錠剤の粉や欠片の混入を最小限で分包。
(*4)錠剤をプラスチックとアルミで一つずつ挟んだ包装シート。
(*5)www.phchd.com/jp/biomedical/pharmacy/atc/atc-192gr2
(*6)半切する錠剤は、PTPシートから事前に取り出してから自動半錠分割機能付きタブレットケース棚の専用タブレットケースに入れる必要がある。
(*7)1半錠あたり約4.7秒の短縮(当社調べ)

<PHCホールディングス株式会社について>

2014年に設立されたPHCホールディングス株式会社は、傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス株式会社、エプレディア、株式会社LSIメディエンスなどを持つグローバルヘルスケア企業です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とし、糖尿病マネジメント、診断・ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2019年度のグループ連結売上高は2,726億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。
www.phchd.com/jp

<PHC株式会社・バイオメディカ事業部について>

1969年に設立されたPHC株式会社は、糖尿病マネジメント、診断・ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行うグローバルヘルスケア企業であるPHCホールディングス株式会社の日本における事業会社です。診断・ライフサイエンス事業を行っているバイオメディカ事業部では、CO2インキュベーターや超低温フリーザーをはじめとした研究・医療支援機器およびサービスの提供を通じて、110カ国以上の科学者と研究者への研究支援に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/biomedical/about-phcbi

お問い合わせ先

PHCホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション部
電話:03-6778-5311

以 上

※プレスリリースの内容は発表時のものです。
 商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。