2021年11月17日
PHC株式会社
PHC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森本 恭史、以下「PHC」)は、このたび、公益社団法人発明協会(所在地:東京都港区、会長:野間口 有)が主催する「令和3年度関東地方発明表彰」において、新型コロナワクチンの研究開発および保存に国内外で幅広く使用されるPHCbiブランドの超低温フリーザー(*1)に関する発明が2つの賞(*2)を受賞しましたので、お知らせいたします。PHCはグローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:ジョン・マロッタ)の100%子会社です。
創薬やライフサイエンス研究の進展に伴い、厳格な温度管理が必要な医薬品や生体試料の長期安定保存が求められると同時に、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取組みの必要性から、地球環境に配慮した製品に対する需要が高まっています。
このたび受賞したPHCbiブランドの超低温フリーザーに関する発明は、これらのニーズに応えるものです。「群馬県知事賞」を受賞した超低温フリーザーの2元冷凍インバータ制御は、庫内温度をより正確且つ、安定的に維持するとともに、世界トップクラスの省エネルギー性能を実現しました。また、「発明奨励賞」を受賞した超低温フリーザーの外扉固定用ラッチハンドルは、人間工学に基づき設計され、最小限の力で扉の開閉作業を確実に行うことを可能にします。
地方発明表彰は、大正10年に開始された表彰事業で、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分け、各地域において優れた発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものです。尚、本発明表彰においてPHCの発明者が表彰されるのは、昨年度の保険薬局向け電子薬歴システムに搭載されている残薬登録及び疑義紹介処方管理装置の受賞に続き、本年度で6年連続となります。
本発明の詳細については、以下のチャートでご確認ください。
■群馬県知事賞
発明名称 |
「超低温フリーザーの2元冷凍インバータ制御」(特許第6603394号) |
受賞者 |
PHC株式会社 バイオメディカ事業部 技術部 玉置 裕一 PHC株式会社 バイオメディカ事業部 技術部 須藤 稔 PHC株式会社 先行技術開発センター 開発第2部 井上 貴博
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発明の概要 |
超低温フリーザーに搭載された2つの圧縮機の回転数を正相関の関係で制御する2元冷凍インバータ制御。 |
■発明奨励賞
発明名称 |
「超低温フリーザーのラッチハンドル構造」(特許第6392466号) |
受賞者 |
PHC株式会社 バイオメディカ事業部 技術部 岡田 正 PHCインドネシア株式会社 森 栄市
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発明の概要 |
強固な構造で、超低温フリーザーの扉の開閉作業を容易にする超低温フリーザー用のラッチハンドル。 |
(*1)www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers
(*2)http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/R3/jusho_kanto/index.html
<PHCホールディングス株式会社について>
PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス株式会社、エプレディアホールディングス株式会社、株式会社LSIメディエンスなどを持ち、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2020年度のグループ連結売上収益は3,060億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。
www.phchd.com/jp
<PHC株式会社・バイオメディカ事業部について>
1969年に設立されたPHC株式会社はグローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社の日本における事業会社です。ライフサイエンス事業を行うバイオメディカ事業部では、事業ブランド「PHCbi」を掲げ、CO2インキュベーターや超低温フリーザーをはじめとした研究・医療支援機器およびサービスの提供を通じて、約110カ国の科学者と研究者への研究支援に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/biomedical/about-phcbi
お問い合わせ先
PHC株式会社
電話:03-6778-5311
以 上