平成29年10月1日より保険適用となりました。
平成30年度診療報酬改定で、以下のとおりとなりました。点数に変更はありません。
実施料 |
310点 |
区分 |
D007 血液化学検査 |
検査項目 |
(59) インフリキシマブ定性 |
備考 |
本検査は、関節リウマチの患者に対して、インフリキシマブ投与量の増量等の判断のために、イムノクロマト法により測定した場合に、患者1人につき3回を限度として算定できる。
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判断料 |
生化学的検査(Ⅰ) 144点 |
感度試験
本品は、インフリキシマブ濃度0.7μg/mL以下を(-)、1.3μg/mL以上を(+)と判定されます。
ELISA法との相関性
インフリキシマブ投与中のRA患者(156例)を対象とした治験及び臨床研究では、最低有効血中濃度の検討に、ELISA法が用いられました。本品は、そのELISA法との相関が良好で、高い判定の一致率であることが確認されました。
【参考】血清中インフリキシマブの測定意義
インフリキシマブの最低有効血中濃度の検討(RA患者)
RISING試験において、インフリキシマブの有効性は血清トラフ濃度に依存し、トラフ濃度が1μg/mL以上に維持されていれば、EULAR改善基準において中等度~良好な反応の患者割合が高くなることが示唆されています。