アルブミンは肝臓で合成される水溶性の蛋白質で、分子量66,000の糖鎖を持たない均一な蛋白質です。血清中の蛋白質の中では最も量が多く50~70%を占めるといわれています。
アルブミンは膠質浸透圧を維持し、また血中のさまざまな物質の輸送体として働く一方で、蛋白代謝を反映して栄養状態の指標となります。さらにアルブミンは肝臓でのみ合成されるため、肝障害の程度を判定するのにも有用です。
試薬の特長
イアトロALBは、改良BCP(ブロモクレゾールパープル)法を測定原理とした2試薬系の試薬で、アルブミンとの特異性が向上しました。
イアトロALBは共存物質、特に溶血ヘモグロビンと乳びの影響が少なくなりました。
イアトロALBの測定範囲は0.1~8g/dL(日立7170S形)と広範囲です。