CRPは急性炎症あるいは組織崩壊性病変で増加する代表的な炎症マーカーで、炎症性病巣の存在や病変の程度を鋭敏に反映します。このため感染症、膠原病など炎症性疾患の活動性や重症度、経過観察および予後判定の指標として用いられます。
CRPは炎症性疾患で上昇する一群の蛋白の一種です。血液その他の体液中に広く分布し、血流を通じて炎症の場に達し、壊死に陥った細胞膜のリン脂質と結合して、補体の活性化、リンパ球機能の活性化、貪食細胞機能促進など生物学的変化を起こし、それらを通じて炎症により生じた体内の病的産物を除去する作用を持ちます。
試薬の特長
- 幅広い測定域(0.01~30mg/dL)を正確に測定できます。
- 低値域の測定精度に優れています。
- 少なくとも100mg/dLまでは地帯現象を認めません。