Medicom Park

  1. PHCグループ
  2. [ウィーメックス]メディコムTOP
  3. メディコムパークTOP
  4. 特集
  5. オンライン資格確認
  6. オンライン資格確認の導入マニュアル。導入にあたって準備すべきこと

オンライン資格確認の
導入マニュアル。
導入にあたって準備すべきこと

2021年10月より、健康保険証の資格確認は一定の条件が整えばオンラインで確認ができるようになりました。この「オンライン資格確認」によって、これまで医療機関で行っていたさまざまな業務が簡略化されます。具体的にオンライン資格確認とはどのような制度なのかを確認していきましょう。

01.PREPARE オンライン資格確認導入にあたって準備すべきことは?

「オンライン資格確認」とは、医療機関・薬局の窓口で、患者さんの保険証に記載されている資格情報などをオンラインで確認できるシステムです。保険証の期限切れによる請求漏れやパソコンによる入力作業や確認作業を減らすことができるほか、患者さんの正しい保険情報を確認できるため、返戻なども減らすこともできます。また、マイナンバーカードを利用することにより、患者さんが受けた特定健診情報や服用している薬剤情報なども閲覧できるようになります。

オンライン資格確認を導入するためには、次の4つの手続きが必要です。

  1. ポータルサイトでのアカウント申請
  2. 顔認証付きカードリーダーの申込み
  3. オンライン資格確認の利用申請
  4. 補助金の申請
オンライン資格確認導入にあたって準備すべきことは?

オンライン資格確認の導入に必要な機器は、顔認証付きカードリーダー、資格を確認するためのパソコン、レセプトコンピュータ、およびネットワーク環境によってはルーターです。

02.STEP 申請までのステップ

オンライン資格確認を導入するための具体的な手続きについてみていきましょう。

STEP2 顔認証付きカードリーダーの申込み

  1. 01 顔認証付きカードリーダー申込み/02 システムベンダへ発注01 顔認証付きカードリーダー申込み/02 システムベンダへ発注
    • 顔認証付きカードリーダーの選定
    • ポータルサイトで申込み
    • ベンダに見積り依頼
    • ネットワーク回線の確認
    • 院内の連携機器等の確認
  2. 03 導入作業/04 運用準備・開始03 導入作業/04 運用準備・開始
    • ポータルサイトの利用申請
    • 機器受取り/設定
    • 運用テスト
    • 受付業務のフロー確認
    • 院内掲示の準備・変更
  3. 05 補助金申請05 補助金申請
    • 申請書類の準備
    • 補助金申請

顔認証付きカードリーダーは、患者さんがオンライン資格確認を行うときに利用する機器です。マイナンバーカードから抽出した顔写真とカメラで撮影したもので本人かどうかを確認します。顔認証・暗証番号の入力で本人確認ができます。

顔認証付きカードリーダーは、4つの製品から選べます。詳しくは、顔認証付きカードリーダーカタログで確認してください。

カードリーダーが決まったらポータルサイトで「顔認証付きカードリーダー申込み」を行います。

顔認証付きカードリーダーを使うには、パソコンの設定・ルーターの配線工事・レセプトコンピュータの対応などが必要です。詳しくは、システム会社へご相談ください。いつ頃から導入するか、費用はどれくらいするかなども一緒にご確認しましょう。

STEP3 オンライン資格確認の利用申請

オンライン資格確認の申請には、次の4つの情報が必要です。

  • 電気通信回線種別(IP-VPN接続方式・IP-sec+IKE接続方式のいずれか)
  • お客様ID(IP-VPN接続方式でNTT回線を利用している場合)
  • オンライン資格確認の利用する開始予定年月
  • 運用テストを開始する予定年月

オンライン資格利用申請は、ポータルサイトで行います。

オンライン資格確認利用申請が終わったら、「電子証明書」を発行する画面に移ります。電子証明書は、ポータルサイトよりダウンロードし、手続きには「電子証明書取得に関する情報」が必要です。電子証明書は、データを送受信するために接続するパソコンごとに必要になります。

登録の手順は、次のとおりです。

  1. 01 オンライン請求システムの画面の下にある「電子証明書ダウンロードサイト(専用のID・パスワードが必要)をクリック。
  2. 02 証明書の取得画面で「リクエストIDとリファレンスID及び任意のパスワードを入力したあと、ダウンロードボタンを押す。
  3. 03 指定をした場所に保存をされているかを確認。

機器の設定・運用テストが終わったら、運用マニュアルで受付業務などの流れを実際に確認し、医療機関や薬局などで患者さん向けに掲示している「個人情報保護の利用目的」の変更なども行います。また「オンライン資格確認に対応している」ことを示すポスターなども用意しましょう。

STEP4 補助金の申請

補助金の申請には、次の書類が必要となります。領収書などの書類はシステム会社から受け取ってください。「オンライン資格確認等事業完了報告書」は、医療機関・薬局で作成をします。

  • 領収書(写)
  • 領収書内訳書(写)
  • オンライン資格確認等事業完了報告書

補助金の申請は、次のURLから行います。

メールアドレスとパスワードを入力したあとログインし、「オンライン資格確認関係補助金申請」をクリック。次の画面の「総事業費」の欄にオンライン資格確認などの導入にかかった金額のうち、補助金の対象となる分の金額を入力、「計算をする」のボタンをクリックして補助金申請額を確認します。

証拠書類の提出方法を選びチェックを入れ、ポータルサイトからアップロードする場合は、証拠書類をPDFまたはZIPで1ファイルにまとめてアップロードします。終わったら「確認画面へ進む」を押してください。

次の画面で入力した内容を確認したあと、「上記の内容で確定する」ボタンを押したら、補助金の申請は完了です。

この記事のまとめ

オンライン資格確認は、これまで行っていた保険証の確認がオンラインで確認できるため、保険証の期限切れによる請求漏れや、番号の入力間違いなどのミスを減らすことができます。また、短時間で作業ができるようになるため、患者さんを待たせる時間を減らすことも可能です。これから、オンライン資格確認の導入を考えている方は、下のリンクからご相談ください。商品に関するお問い合わせ・デモンストレーションのお申込みなどを承っています。

関連記事