電子カルテに重要な、点数・薬価変更のデータ配信の速さ
開業される先生方から、電子カルテやレセプトコンピューターのデータ更新にはどのような作業が必要?手間がかかるのでは?などのご質問をいただくことがあります。電子カルテの選定にあたって注意しなければならないポイントは、データ更新に伴う作業負担よりもデータ配信の速さです。
「オンプレミス型はCDによる更新作業が必須」は間違い
電子カルテやレセプトコンピューターを扱う上で重要なのはデータの更新です。ご存知の方も多いと思いますが、診療報酬は2年に1回の改訂にともなう点数・薬価などの変更があります。他にも、新薬の追加などによる不定期の変更があります。このような変更にともない、レセプトコンピューターの内部データの更新作業が必要になります。また、システム自体のバージョンアップに関するデータ更新作業も発生します。
この更新作業をするうえで、オンプレミス型(院内サーバー型)電子カルテでは、CDを使った作業が必要とのイメージを持たれている先生も少なくないようです。しかし、現在、多くの電子カルテにおいてCDなどの媒体を用いた作業は不要となっています。オンプレミス型電子カルテのデータ更新の方法としては、インターネット経由での配信が一般的です。サーバー機によるデータの受け取りができるため、診療後にクリックをするだけでデータ更新作業が完了となります。
更新作業の負担よりも「データ配信の速さ」が重要な場合も
電子カルテやレセプトコンピューターのデータ更新については、作業負担はもちろんですがデータ自体の配信の速さが最も重要なポイントです。具体的にご説明すると、法令改正に該当する項目が4月1日から適用となる場合、適用日から入力する点数や薬価を変更する必要があります。そのためには、4月1日に間に合うようにレセプトコンピューター内のデータの更新作業を完了しなければなりません。例えば、お使いのメーカーからのデータが4月1日の当日に配信される場合、来院された患者さんを更新作業が完了するまでお待たせしてしまうことや、更新前に入力してしまったレセプトのデータを修正する作業が発生することが想定されます。過去のデータを修正する場合は、入金額との差異がでる可能性もあるので、患者さんへの返金などの対応が必要になる場合もあります。
電子カルテはデータ配信の速さで選ぶのもひとつ
開業済みの先生が電子カルテやレセプトコンピューターの入れ替えを検討する理由のひとつが「更新データの配信が遅い」「適用日以降にデータが配信されるため作業負担で困っている」というような、データ配信の速さに関する内容です。これから電子カルテを選定される先生は、購入前にメーカー担当者へ確認することをおすすめします。
電子カルテメーカーのなかには配信の速さをアピールポイントとしているものもあります。安心してご利用いただける電子カルテ・レセプトコンピューターのひとつが、メディコムのMedicom-HRfシリーズです。メディコムの例をご紹介すると、点数・薬価変更のデータについては、例年、改正年の3月下旬に配信を行なっています。インターネット経由でのデータ配信を行なっているため、シャットダウン時に伴うガイダンスに沿ってクリックするだけでデータのダウンロードは完了します。更新した内容についてのPDF資料も同時に配信をしているため、後から確認することも可能です。
安心できる電子カルテ、レセプトコンピューターを選定することがクリニック経営のポイントです。データ更新の作業負担や配信の速さに関してお悩みの方、ご不安な方はぜひ一度、メディコムのデモンストレーションをご予約ください。
オンラインデモはこちら。