紹介状作成は電子カルテで手間を削減
昨今では、クリニック・病院間の紹介を強化することが求められており、今後も紹介状を作成する機会が増加していくと考えられます。この機会に電子カルテの導入を検討してみませんか。
「紹介」「逆紹介」強化の背景
患者さんが受診する医療機関を選択するにあたって、かぜや腹痛の軽い体調不良であっても、病院の方がなんとなく安心…しっかり診てもらえる気がする…と、大きな病院を選ぶ方がいます。紹介状を持たずに受診した場合、初診料に加えて初診時特定療養費の加算が自己負担となるにも関わらず、このような大病院志向は依然として大幅な減少がみられない状況です。厚生労働省による社会保障審議会医療部会の報告資料には、いわゆる大病院志向により、一定の医療機関に外来患者が集中してしまい、患者さんの待ち時間や勤務医の外来負担等の課題が生じていると記されています。また、人口減少や高齢化、外来医療の高度化等が進むなか、かかりつけ医機能の強化とともに、外来機能の明確化・連携を進めていく必要があるとされています。診療情報提供料の算定回数は年々増加している傾向がありますが、こうした背景から、さらに病院への紹介や病院からの逆紹介を受ける機会が増えていくと想定されます。
紹介状を書く手間を削減する
紹介状などの文書作成は、どの電子カルテを利用しているかによって、作業負担の軽減度合いが変わってきます。電子カルテを導入しているクリニックでも、カルテを見ながら書けるため、紹介状は手書きで作成しているというケースをお伺いすることがあります。紹介状の作成に必要となるのは、患者さんの氏名・年齢などの頭書情報や、過去の処方・病名などのカルテ2号紙に記載してある情報です。情報を正しく転記するためには、たしかに見比べて書くことができる環境が重要のように思います。
しかし、電子カルテのメーカーによってはコピー&ペーストなどの転記する作業自体が不要となる場合もあります。メディコムの電子カルテMedicom-HRシリーズを例としてご紹介します。メディコムでは、作成したい定型文書を開いた時点で、患者さんのIDや氏名、年齢、住所等の基本情報の転記は自動で完了しています。また、カルテに記載済みの内容を集約した画面も同時に起動するので、この画面から転記したい内容をマウスでクリックするだけで紹介状への転記が完了します。このような自動転記機能によって記入作業の手間が軽減され、患者さんをお待たせする時間もなくなります。
紹介状だけでなく、診断書や証明書など患者さんにお渡しする文書についても同様にお使いいただくことが可能です。患者さんに伝わりやすいよう独自のひな形を使いたいというご相談をお受けすることが多くありますが、オリジナルの文書を登録することも可能ですのでご安心ください。
電子カルテやレセプトコンピューターを上手く活用することで、紹介状を作成する手間や時間を削減し、患者満足度を向上しましょう。文書作成に負担を感じている方はぜひ一度、メディコムのデモンストレーションをご予約ください。
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