【特徴1】細胞培養を成功するには、抗菌効果が高く耐腐食性も兼ね備えた銅合金
銅合金 inCu-saFeTM
抗菌効果が高く耐腐食性も兼ね備えたPHCbi独自の銅合金ステンレス鋼を、器内表面・ダクトカバー・加湿トレイカバー・加湿トレイなどの内装部品に採用することで、扉の開閉などによって器内に侵入する汚染物質が器内表面で増殖することを防ぎ、高いコンタミネーション予防効果が発揮されます。
【特徴2】扉の開閉時などに器内へと侵入する汚染源を殺菌するUV殺菌
UV殺菌
UV殺菌では、扉の開閉時にカビ・胞子・酵母・真菌・細菌・マイコプラズマ・ウイルスなどの増殖を抑制し、加湿水中の汚染源も殺菌します。
UV機能搭載CO₂インキュベーターでは、細胞培養を継続しながら、扉の開閉時などに器内へと侵入する汚染源を殺菌することができ、清掃の手間を減らせます。
HEPAフィルターの寿命は1年未満、HEPAフィルターの消耗品に比べて、UVランプでコスト削減可能です。
UVランプは、ドア開閉後約10分間(~30分まで設定可能)照射し、内空気と加湿水を殺菌。また12時間ドア開閉がない場合にも10分間照射。
【特徴3】約2時間半で器内の除染完了 過酸化水素(H₂O₂)除染※
培養細胞のチェンジオーバー時、新しい細胞をコンタミネーション等から守るには、培養後の庫内クリーニングと滅菌、機器の事前セットアップなど様々な作業が必要です。PHCbiのCO₂インキュベーターは、約2時間半で器内除染を完了させる「過酸化水素(H₂O₂)除染」や、器内クリーニングがしやすい「内箱・棚受け一体構造」と優れたユーザビリティで、ラボのタイムロスを解決します。
・内装部品の取り外し不要
・除染時も2段積み時の他方に温度影響なし
・除染時ヒーターを使用しないので省エネ
再生医療機器などにも使用される過酸化水素(H₂O₂)を使用した高速除染システムは、全除染工程約135分、準備時間を入れても約2時間半の高速除染。研究者の作業効率向上と確実な機器除染が可能。
※作業時間は当社測定によります。器内清掃や内装部品設置などの作業時間によって除染時間が変動します。
MCO-170AICUVH、MCO-230AICUVH、MCO-170MUVHに標準装備その他の機種はオプション
過酸化水素(H₂O₂)除染のプロセス
※1 作業時間は当社測定によります。器内清掃や内装部品設置などの作業時間によって除染時間が変動します。
【特徴4】 手軽に使える11時間 180°Cの乾熱滅菌
器内温度の立ち上がりが早く、温度分布のバラつきを低減した構造設計により、約11時間 180℃の乾熱滅菌を可能にしました。内装部品の耐熱性アップにより乾熱滅菌時もUVランプや内装部品の取外しも不要。滅菌後の温度・CO₂ガス濃度の再校正も不要となり、滅菌後すぐに、通常培養を再開できます。
実験スケールとメニューに合わせて選択できる幅広いラインアップ