シングルユース培養バッグを使用した閉鎖系培養
無菌環境を保ちながら再現性の高い培養を実現します
ガス透過性の専用培養バッグとIn-Lineセンサーは、ガンマ線滅菌済みのシングルユースタイプです。
これらをアッセンブリするだけで、無菌環境を維持しながら迅速に培養を開始できます。
プロセッサーはお持ちのCO₂インキュベーター内に設置します。温度やCO₂濃度の制御は、CO₂インキュベーターが行うため、信頼性・再現性の高い環境で培養可能です。
また、In-Lineモニタリングにより自動的に測定を実施することでサンプリングも不要になるため、交差汚染のリスクを低減することができます。
細胞培養プロセスをモニタリングして細胞を高品質に管理
QbDの考えに基づいたプロセス開発に貢献します
QbD(Quality by Design)は、製品の品質を設計段階から考えることを重視しています。
細胞培養中のグルコースと乳酸濃度を可視化することは、細胞の品質を担保するうえで重要です。
従来のpH/DOのモニタリングでは困難であった細胞の状態を、代謝という観点から直接的に判断することが可能となり、細胞培養プロセスの最適化につながります。このような機能を用いて目的の培養環境を構築することは、QbDの考え方に基づくプロセス開発の一助となります。