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電子薬歴 薬剤師 薬局経営者 2021.04.09 公開

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わかりやすい帳票で服薬アドヒアランス向上

※本内容は公開日時点の情報です

#開業検討 #業務効率化 #機器選定ポイント #システム入替

わかりやすい帳票で服薬アドヒアランス向上

 人間の脳は文字より図の記憶が残りやすいと言われています。服薬指導においても図や絵を上手く取り入れ、患者さんの服薬アドヒアランス(※)を向上させましょう。システムを活用することで業務負担の軽減も図ることができます。
※服薬アドヒアランスとは、治療方針の決定に患者自らが能動的に参加し、その決定に従って治療を受けることを意味します。

文字より図(絵)が記憶に残りやすい

 文字や言葉のみのプレゼンテーションは、絵や図を用いたプレゼンテーションと比べると、記憶効率が悪いといわれています。画像優位性効果といわれる「人間の脳は、言葉よりも図や写真の方がイメージとして伝わりやすく、認識されやすい傾向にある」ことの影響があります。皆さんも日常の中でも体験しているはずです。
 よく例にあげられるのが、スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンテーションです。文字によるメッセージを極力絞ってシンプルにまとめられていることで、記憶に残りやすく聴衆をひきつけていると言われています。他にも、最近見たWEBサイトやテレビCMなどを思い出そうとすると、写真や映像が記憶に残っているということなどが、その例だと言えます。

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患者さんにとってわかりやすい帳票とは

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 この画像優位性効果について、薬局での取り入れ方を考えてみましょう。服薬指導の例をあげてみます。患者さんにとって、医薬品はどれも丸い粒。服薬指導を受けている時に熱心にとっていたメモを見返しても、どの薬のことなのか思い出せない…なんてこともあります。このような場合に、医薬品の写真やイラスト入りの薬袋や薬剤情報提供書をお渡しすることで、患者さんの薬に対する理解度が向上します。調剤過誤や飲み間違い防止にも役立ちます。
 レセプトコンピューターのメーカーによっては、簡単に写真入りの帳票が作成できます。メディコムのPharnesシリーズもそのひとつです。メディコムでは、薬袋や薬剤情報提供文書に医薬品の写真やイラストを入れることができます。また、お薬手帳用のシールや「くすりのしおり」についても、医薬品の写真やイラスト入りでの印刷が設定可能なため、薬局の服薬指導スタイルに合わせて活用できます。水剤用のラベル印字もできるので、間違いやすいボトルにも簡単に医薬品名や用法の明記ができます。

薬の休薬期間はカレンダーで説明する

 他にも、図で示すことで服薬アドヒアランスの向上が見込めるポイントがあります。休薬期間がある薬のような服用時点が変則的な医薬品は、カレンダーを一緒にお渡しすることで“休薬期間があること”自体が記憶に残りやすくなります。説明の際に使うだけではなく、毎日の服薬前にカレンダーに印をつけることを習慣化してもらうと、見落としやミスの削減ができます。次回の服薬指導の際にはカレンダーを持ってきてもらうなど、コミュニケーションの向上にも役立ちます。
 薬剤師さんがカレンダーをインターネットからダウンロード、印刷して服薬指導に取り入れている薬局もありますが、メディコムのPharnesシリーズでは、レセプトコンピューターや薬歴から休薬期間を明示したカレンダーの印刷が可能です。さらに、患者さんにお渡しする帳票だけではなく、カレンダー上で用法や服用期間・休薬期間を確認できるなど薬剤師間のチェックにも役立ちます。

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 忙しい薬局業務の中で、患者さんのアドヒアランス向上を図るには、システムをうまく活用することがおすすめです。小さな積み重ねで業務負担の軽減が図れるかもしれません。ぜひ、メディコムのデモンストレーションにてご相談ください。

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