ニュース11月3日(木)
アセンシア ダイアベティスケアとSenseonics社が米国のNurse Practitioner Groupとの連携を発表
~院内や自宅における「Eversense® E3 CGMシステム」の利用拡大を通じ、患者さまの利便性向上に貢献~
糖尿病の患者さま向け長期皮下埋め込み型持続血糖値測定(CGM)システムの開発・製造に特化した医療技術企業のSenseonics Holdings, Inc.(ニューヨーク証券取引所証券コード:SENS、以下「Senseonics社」)と、糖尿病ケアのグローバル企業であり、血糖値測定(BGM)システム「CONTOUR®」の製造・販売と持続血糖値測定(CGM)システム「Eversense®」の独占販売を手掛けるアセンシア ダイアベティスケアホールディングス(以下「アセンシア」)は、本日、複合医療サービスおよび医療人材ソリューションの分野を牽引する米国のNurse Practitioner Group(以下「NPG」)との提携を発表いたしました。このほど、米国のフロリダ州で、NPG主導のもと、6か月間装着が可能な「Eversense® E3 CGMシステム」の患者さまへの挿入施術が初めて実施されました。この新しい取り組みは、今後、米国内の他の主要市場にも拡大する予定です。
今回の提携により、Senseonics社はNPGが30州以上で展開する医療機関のネットワークを活用し、自宅や院内など、糖尿病の患者さまにとって利便性の良い場所でセンサー挿入施術の機会を設けることができるため、「Eversense® E3 CGMシステム」の利用拡大に繋がります。Senseonics社とNPGとの提携により、医師から「Eversense® E3 CGMシステム」の使用を処方された患者さまに対して、所定の地域で同システムを扱う資格認定を受けたNPGの看護師がサービスをご提供することができます。なお、Senseonics社は、NPGが他の地域で同サービスを展開する際に支援してまいります。
ナース・プラクティショナーが経営するNPGは、これまで、民間企業、政府契約機関、社会福祉団体など、様々な団体を通じて患者さまに優れた医療サービスを提供してまいりました。アセンシアとSenseonics社、NPGの三社は、今回の提携が「Eversense® E3 CGMシステム」を処方する医師の層を拡大できる良い機会であると捉えています。同システムをより多くの患者さまに届けることで、医療従事者の業務効率化にも貢献します。
Senseonics社の社長兼CEOを務めるPhD. Tim Goodnow氏は、次のように述べています。「この提携により、自宅や院内でのシステム挿入施術を対応できる医療従事者が増えるため、Eversenseの既存の利用者や新しい利用者の皆さんにとって、利便性の向上に繋がるでしょう。アセンシアは、米国で『Eversense® E3』の普及を推進していますが、NPGの画期的なチームとの提携により、この次世代型CGMシステムをより多くの患者さんが使い始め、既存の患者さんが使用を継続できるようになることでしょう。」
「NPGは革新的で費用対効果の高い戦略で、様々なコミュニティに質の高い医療サービスをお届けすることに努めています。今回の提携は、優れたサービスと期待を上回る成果をお約束する当社の方針に沿ったものです。今回のサービス提供には、地域ごとに熟練したスタッフが、『Eversense® E3 CGMシステム』の挿入・取り外し手順に関する研修と資格の認定を受け担当します。私たちはEversenseの利用者の皆さんに年2回の挿入施術を提供できることを嬉しく思っています」とNPG社長兼CEOのStacey Santiago氏(MSN、FNP-BC)は述べています。
アセンシアの社長を務めるRob Schummは、次のように述べています。「アセンシアにとって最優先の課題は、長期皮下埋め込み型CGMシステムの普及を促進することであり、この取り組みを発表できたことを嬉しく思っています。EversenseのCGMシステムをご自宅や近くのクリニックで装着・取り外しできるようになり、より多くの糖尿病の患者さまにご利用いただけます。NPGとの協業によって、このような利便性の高いサービスが実現しました。」
Eversenseについて
Eversense® E3 持続血糖値測定(CGM)システムは、18歳以上の糖尿病患者に対して最長6か月間の継続的な血糖値測定に適応されます。本システムは、糖尿病治療の判断材料として、指への穿刺による従来の測定を代替するために使用されます。キャリブレーション(計測器の正確性を確認し、正しい数値に調整する作業)や症状がCGMによる情報と一致しない場合、あるいはテトラサイクリン系の薬剤を服用している場合は、従来通り指での血糖値測定が必要となります。センサーの挿入施術及び取り外しは、研修を受けた医療従事者が実行します。Eversense CGMシステムは、処方箋が必要な医療機器です。詳細について、患者の皆さんは医療従事者の方にご相談ください。なお、Eversenseは日本では現在販売していません。安全に関する重要な情報については、こちらのウェブサイトをご覧ください。
https://www.ascensiadiabetes.com/eversense/safety-info/
Senseonics Holdings, Inc.について
Senseonics社は、独自の長期皮下埋め込み型血糖値マネジメント技術により、世界中で糖尿病の患者さまの生活に貢献する血糖値測定製品の開発・製造に特化した医療技術企業です。SenseonicsのCGMシステムであるEversense®、Eversense® XL、Eversense® E3は、皮下に完全に埋め込まれた小型センサーが、その上に装着するスマート・トランスミッターと通信を行う仕組みになっています。血糖値のデータは、ユーザーのスマートフォン・アプリに5分ごとに自動送信されます。
将来予想に関する記述
本プレスリリースに記載されているSenseonics社の将来の期待、計画、見通しに関する記述、患者の便益、認識、Eversense E3製品の普及、進展、成果、恩恵、入手・挿入方法の選択肢の拡充、さらなる患者への製品提供能力に関する記述、その他「信じる」「期待する」「意図する」「かもしれない」「取り組み」「予定」「するだろう」「計画する」等と同様な表現を含む記述は、1995年証券民事訴訟改革法の定義における将来の見通しに該当するものです。
実際の業績は、次のような様々な重要な要因により、これらの将来の見通しに関する記述と大きく異なる可能性があります。Eversense製品の発売および販売拡大に関する不確実性、アセンシア ダイアベティスケアへの販売責任の移行およびその商業的取り組みに関する不確実性、ナースプラクティショナー・グループにおける新たなパートナーとの提携および当該パートナーによる特定の臨床・管理活動を成功裏に引継ぐことに伴う不確実性、より多くの専任挿入担当者を養成する新しいプログラムの開始に関する不確実性、労働力に依存する臨床活動における不確実性、保険会社、規制当局、行政の手続き、決定、政策決定における不確実性、新型コロナウイルス・パンデミックの期間と深刻度合いにおける不確実性、Senseonics社の2021年12月31日を末日とする年度の様式10-Kに関する年次報告および2022年6月30日を末日とする四半期の様式10-Qに関する四半期報告、その他SECへの提出書類において「リスク要因」の項目で詳述されているその他の要因についても同様です。
また、本プレスリリースに記載されている将来の見通しに関する記述は、本リリースの日付時点における当社の見解を示したものです。その後の事象や進展により、当社の見解が異なる場合があることを予めご了承ください。当社は将来のある時点で、これらの将来の見通しに関する記述を更新することを選択できるものの、法律で義務付けられている場合を除き、更新する義務を負うものではないことを明確に致します。これらの将来の見通しに関する記述は、本リリースの日付以降における当社の見解を示すものとして依拠されるものではありません。
Senseonics社 投資家対応担当:
Philip Taylor インベスター・リレーションズ
415-937-5406
investors@senseonics.com
アセンシア ダイアベティスケアホールディングスについて
アセンシア ダイアベティスケアホールディングスは、糖尿病の患者さまの日々の管理を支援する、糖尿病ケアのグローバル企業です。私たちのミッションは、革新的なソリューションを通じて、糖尿病の患者さまのより快適な生活を支えていくことです。世界的に定評のある血糖値測定システム「CONTOUR®」シリーズを製造・販売し、Senseonics社製の持続血糖値測定(CGM)システム「Eversense®」を独占販売しています。これらの製品は先進的なテクノロジーと使いやすさを兼ね備え、患者さまの病状管理とより快適な生活を支えています。当社は糖尿病コミュニティに信頼される一員として、医療従事者の方々やその他のパートナーと協働し、最高水準の精度と信頼性を備えた製品を提供し、コンプライアンスと高い倫理観に基づいた事業に取り組んでいます。アセンシアは、PHCグループの一員であり、2016年にPHCホールディングス株式会社がBayer Diabetes Careを買収・統合し現在設立されました。アセンシアは、約110カ国で製品を販売し、約1,500人の従業を擁し、31カ国で事業を展開しています。
詳細は、アセンシア ダイアベティスケアのウェブサイトをご覧ください。
PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンスなどを持ち、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2021年度のグループ連結売上収益は3,405億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。
URL: www.phchd.com/jp
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