～令和5年度「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査」の結果（7／31）《厚生労働省》～

2023年9月の1カ月間に外国人患者を受け入れた病院のうち、未収金があった病院は516病院で、1病院当たりの未収金総額が平均49.6万円と前年度よりも2.3倍に増加したことが、厚生労働省の調査結果で明らかになった（資料11P参照）（資料22P参照）。同省の担当者は「1件当たりの未収金額が高いケースが増えている。9月単月のデータであるため、突発的に増加した可能性も考えられる」と話している。

一方で、1病院当たりの発生件数は前年度と変わらず、平均で3.9件だった。

この調査は、外国人患者の受け入れ実績と受け入れ体制に関する調査の2本立てで、いずれも歯科を含む全国の8,190病院と京都府・沖縄県の診療所を対象に行われた。受け入れ実績に関する調査では、23年9月に外国人患者を受け入れた人数や、未収金の発生状況などを質問し、5,673病院から回答があった（回収率69.3％）（資料2P参照）。

外国人患者の受け入れ実績がある2,813病院の受け入れ人数は、「10人以下」が1,273病院、「11－50人」が879病院、「51－100人」が247病院など。128病院では人数を把握していなかった。

都道府県によって選出された「外国人患者を受け入れる拠点的な医療機関」では、608病院中524病院（86.2％）で受け入れ実績があった。

（資料公表日 2024-07-31／MC plus Daily）

資料1：令和5年度医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査について（概要版）（厚生労働省）
資料2：令和4年度医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査について（概要版）（厚生労働省）

（提供 / 日本経営）

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