Q1.弊社サービスを導入頂いたきっかけ、経緯を教えてください。
当事業部では第1期の特定健康診査・特定保健指導開始に合わせて、当部署を立ち上げ、2008年から特定保健指導を開始しました。当初は特定保健指導の実施人数が2,000人ほどでしたので、手紙支援やメール支援は全て人海戦術で行っていました。
しかし、指導人数の増加とともにスタッフの作業負担が増加しました。これに伴い、通信支援をシステム化しましたが、対象者ご本人がメール支援を希望していてもメールアドレス登録に至らず支援ができないケースが散見されました。
これらの登録作業は事務スタッフが行っており、作業負担が増加したため、事業部の基幹健診システムの切替えに合わせてWellsPort Stepの導入を検討することになりました。
Q2.選定のポイント、導入後に役に立った点を教えてください。
決め手は3点ありました。
1つ目は「基幹健診システムとデータ連携ができること」、2つ目は「新規開発でなく安定している既存システムであること」、そして3つ目が一番の決め手となった「当事業部と同規模の保健指導機関での実績があること」です。
繋がりのあるWellsPort Stepを導入している指導機関に訪問し、操作画面を見て実際にWellsPort Stepを使わせてもらいました。
導入後、一番実感したのは「業務効率化」です。
まずは初回面談の待ち時間中に登録を済ませ、対象者にメールが届いていることを面談スタッフが確認できるため、登録漏れがなくなりました。
また、支援当日や期日を過ぎても返事がない場合のリマインドがすべて自動でできることも、スタッフの作業負担軽減になりました。
上記以外にも、「メッセージ」機能を活用することで保険証の変更や服薬開始など、特定保健指導の継続要件に関わる連絡が取りやすくなったのも大きく、サービスとしてもよいと感じています。
さらに、セルフモニタリング機能があることで日々の入力を頻繁に活用してくれる対象者もいらっしゃいます。従来提供していなかったサービスでしたので、特定保健指導のサービス向上にも繋がりました。
当事業部では、特定保健指導の業務を行っているスタッフが100名以上おり、導入当初はちゃんと使いこなせるか不安はありましたが、サポートもいただき導入1年弱でどのスタッフもシステムの操作に慣れることができました。
Q3.今後の取り組みや展望について教えてください。
当事業部では第1期の特定保健指導当初より保健指導サービス品質管理システムを導入しており、どのスタッフが面談しても質の高い保健指導を提供できるよう制度開始当初から教育に力を入れるなど、保健指導の質の向上にこだわっています。保健指導の質は第4期を迎えるにあたりアウトカムに重点が置かれることからも、より一層求められることだと考えています。
契約健保数の増加にともない年々指導件数も増加していますが、対象者本人にとってより利便性の高い方法で、効果的かつ効率的な特定保健指導の提供を続けていきます。
社会福祉法人 聖隷福祉事業団 保健事業部
所在地 静岡県浜松市中区住吉2丁目35-8
聖隷福祉事業団 保健事業部(以下、保健事業部)は、静岡県浜松市2施設、静岡市2施設、計4施設を構える労働衛生機関で年間約60万件の施設内健診や健診バスによる巡回健診を実施しています。
人間ドックについては年間約6万件実施しており、受診当日に医師による結果説明・指導と専門職(保健師・看護師・管理栄養士・健康運動指導士)による健康づくり支援を行います。日本人間ドック学会や全国労働衛生団体連合会等の外部審査や保健指導サービス品質マネジメントシステム等の精度管理にも努め、お一人おひとりにあった保健サービスを提供しています。
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