目 次
地域医療に力を注ぎ、オンライン診療も実施
さいとう内科クリニックは埼玉県所沢市小手指町にあります。西武池袋線小手指駅からターミナル駅の池袋までは約30分、小手指は東京までの通勤圏内のエリアとして発展を遂げています。
同クリニックは小手指駅から徒歩6、7分で、静かな住宅街の中にあります。院長の齋藤拓郎先生は大学病院、地域の中核病院で勤務され、お父様の後を継ぎ「生まれ育った所沢」で開院されたのが2011年です。
「地域の皆さんが将来的に健康な生活ができるように」という考えのもと、外来に訪問診療を加えた地域医療に力を注ぎ、さらにオンライン診療も早くから手がけています。その齋藤先生の思いと医療のIT化をサポートするのがメディコムの診療所用医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRシリーズ」です。
「新しいことが好きなんですよ」という齋藤先生は、袖に“医療・介護 次の一歩を考える”というクリニックの理念を刺繍したユニフォームを着用し、地域医療に対する姿勢を表わしています。
父の代から使っています。使いやすいし医事のノウハウが豊富。
小手指町は西武池袋線の南側は古くからの街が広がる一方、北側は新興住宅地で、住民は高齢の方から若い層の方まで幅広いのが特徴です。ここで開業した齋藤先生は、当時の様子とメディコムの医事一体型電子カルテ「Medicom-HRシリーズ」導入について次のように振り返りました。
「父が南側で開業していた2000年ころ、一番有名だったメディコムの医事コンピューターを導入しました。私は7、8年手伝っていましたが当時から使いやすかったですね。暫くして私は、父のクリニックとは反対の北側にクリニックを開業したんです」
「父の手伝いをして慣れたこともあって、メディコムの医事一体型の電子カルテを選びました。メディコムは医事関係のノウハウ、蓄積が一番あるし、電子カルテは使いやすく、機能が多く便利です。今後はより利用者に寄り添ったインターフェースの改善を期待しています」
検査結果が翌日には分かります。経過観察と“紐づいている”のが良い。
2020年秋、齋藤先生は院外の検査をLSIメディエンス(以下LSIMと表記)に変更しました。理由は「電子カルテとの連携が良い」と言います。
「例えばLSIMは、今日、採血の検体を回収すると、明日の朝には電子カルテ『Medicom-HRシリーズ』にその検査結果が送信されています」(下図参照)。「患者さんにしてみれば、昨日当クリニックで行った採血が今日の午前中には分かるので驚きますね。今までは検体を回収後は翌日か翌々日に検査結果の用紙とUSBを届けてもらっていましたから大きく変わりました」
「また、採取した検体には、患者さんの情報が印字されたラベルをプリントして貼るだけです。手間がかからないし過誤を防ぎます」と便利さを強調してくださいました。
さらに電子カルテとLSIMの検査システムが検診データまで紐づいているので、経過観察が分かりやすいことをあげています。
齋藤先生は検査会社をLSIMに変更したことで「検査料金を見直しでき、電子カルテとのスムーズな連携が実現され、手間の削減ができました」と満足そうです。
本当は患者さんにも便利なはずです。クリニックの在宅勤務にも使える。
いつも新しい取り組みに興味を持つ齋藤先生は、2015年頃にオンライン診療システムを導入しました。「当時は『オンライン診療』が世の中に知れ渡っていなかったこともあって、患者さんはほとんどいませんでした」と言います。「よく知っている患者さんに『オンラインでやりましょう』と勧めても『会いに行きたい』と言ってくださいます。それはそれでうれしいんですが…」と複雑な心境だったそうです。
それでも齋藤先生は、オンライン診療システムを「CURON」に変更して継続しました。「CURON」は従量制なので、診療した分だけの利用料で済みます。
2020年3月、新型コロナ感染症が流行し始めました。感染予防対策の一つとして、厚労省も医療機関に行かずに診療を受けるオンライン診療を推奨しています。
「でもオンライン診療の利用者はそんなに多くはない。第一波の時でも1日で一人か二人くらいでした。しかし、ゴールデンウィークは誰もどこにも行けない状況だったので、逆にオンラインだけの外来を開きました。クリニックは私一人と事務一人だったんです」
「そのとき考えたことは『CURON』の使い方をさらに高めることでした。例えば、当クリニックの事務担当者が在宅勤務で『CURON』を使って自宅にいる患者さんの受付を行います。そして私がクリニックにいながら電子カルテと『CURON』を使い患者さんの診療を行うというスタイルです。オンライン診療でクリニックの事務は在宅勤務でできるという新しい働き方があるかもしれないと思いました」
“次の一歩を考える”齋藤先生のオンライン診療は、これからさらに進化しそうです。
患者さんの“普段の生活”が分かることで診療に生かせます。
齋藤先生が訪問診療に力を入れているのは大きな理由があります。
「移転前のクリニックは駅の反対側にあり、現在のクリニックからは2kmほど離れています。移転前からの患者さんは高齢の方が多く、来れなくなるのではと思い、それなら訪問診療を始めよう、ということになったのです」
「訪問診療をやって気がついたたことは、患者さんの家庭環境が分かることです。日頃の生活を見ることで、外来とは違う情報を得ることができるので、『こういうことが必要かもしれない』と感じ、それを診療に生かすことができます」
また、訪問診療をするチームとの電話応対を改善するために専用の通信環境を整備、電子カルテもリモートでアクセスでき、外出先からでも入力できます。「訪問診療にはノートPCの電子カルテ「Medicom-HRシリーズ」とポケットWi-Fiを持って行きます。診療のためのアイテムとかデバイスなどの医療技術の進歩は、患者さんのために役に立つものでなければならないと思います」
常に新しいことにチャレンジする齋藤先生は“次の一歩”を考えます。その先にあるものは「患者さん第一」です。
さいとう内科クリニック
埼玉県所沢市小手指町4丁目17-3
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