1日が変わる 小さな工夫で忙しい朝を楽しもう
クリニックや薬局での勤務は、日々の対人業務や金銭管理における責任の重さからストレスを感じやすいもの。ストレスをうまくコントロールするカギは、朝の過ごし方にあります。今回は、1日を楽しくポジティブにスタートするヒントをいくつかご紹介します。
「光で起きる」を習慣化しよう
朝の目覚めは、1日のリズムを左右する重要なもの。すっきりと目覚めて、快適にその日をスタートさせたいものですね。良い目覚めのカギとなるのが、朝の太陽光です。脳に光が届くことで、催眠作用のあるホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられ、爽やかに目覚めることができると言われています。窓から十分に光が採り入れられないようであれば、タイマー付きの照明装置を目覚まし時計として活用するのもひとつです。光を浴びてから約15時間が経つと再びメラトニンの分泌量が増加しはじめ、自然と眠気を感じるようになります。光とともに目覚めることで、1日のサイクルを整えることもできるのです。クリニックや薬局での勤務で忙しい日々を送っていると、睡眠時間も不規則になりがちですが、光を浴びることで体内のリズムをリセットして、清々しく1日を始めましょう。
忙しい朝も、音楽で楽しもう
お気に入りの音楽で、気持ちのいい朝の時間を過ごすのもいいでしょう。ボサノバやジャズでカフェのような空間を演出すれば、慌ただしい朝の中にもゆったりとしたひとときを生み出すことができます。音楽配信サービスなどで、朝にぴったりのプレイリストを活用するのもおすすめです。また、大好きな曲を聴けば、自然とテンションも上がるもの。ポジティブな音楽で、仕事に向けてスイッチを入れましょう。
香りを味わう余裕を持とう
快適な目覚めには、五感への刺激が大切です。朝食は栄養面で重要であるのはもちろんですが、食卓の準備のために体を動かしたり、料理から漂う香りを楽しんだりするなど、五感をフル活用することもできます。お気に入りのコーヒーや紅茶など、なにか小さな楽しみを用意しておけば、心身ともにリラックスして過ごすことができるでしょう。とかく時間に追われがちな朝だからこそ、自分らしいリズムを生み出すことのできる習慣を見つけておきたいもの。心の余裕を持つことで、仕事に前向きに取り組んだり、ふとした瞬間にアイディアをひらめいたりすることができるのです。
植物のヒーリングパワーを浴びよう
森林や公園など、緑のなかで過ごすことで気分がすっきりしたという経験はありませんか? インテリアグリーン(観葉植物)をお部屋に取り入れることで、そんなリフレッシュ効果を日常生活のなかでも実感できるはずです。観葉植物の多くは、癒しや疲労回復などの効果を持つと言われるフィトンチッドという成分を放出しています。また、観葉植物には空気中の塵やほこりを取り除くことで空気をきれいにしてくれる効果や、室内の乾燥を防ぐ効果もあります。お部屋を快適な空間に整えて、心も体も健やかに新たな1日を迎えてみませんか。
朝を楽しく過ごすヒントをいくつかご紹介しました。難しく考えることなく、ご自身の生活スタイルや好みに合わせて、取り入れられそうなものからどんどん試してみてくださいね。仕事が忙しいときでも、朝のひとときをゆったりと過ごすことで、充実した1日を送りましょう。