仕事ストレスを溜めない、働き方のコツ
クリニックや薬局での業務は多岐にわたり、どうしても時間に追われがちなもの。仕事に忙殺される日々では、ストレスをため込んでしまうことにもつながりかねません。今回は、仕事ストレスを溜めない働き方のコツをご紹介します。
1日のスタートは「やるべきことリスト」の作成から始めよう
「忙しい」という感覚は、ある仕事をしているときに「あの仕事もしなければ……」と別の仕事のことが頭をちらつくために生じると言われています。この解消に有効なのが、「やるべきことリスト」の作成です。タスク管理の方法として有名な「アイビー・リー・メソッド」では、1日に6つのやるべきことをリストアップして、優先順位をつけるよう勧めています。1つの作業が終わってから次の作業に移るよう自分にルールを課すことで、目の前の作業に集中して取り組むことができ、何から手をつけていいかと悩むこともありません。心のゆとりを持つことでストレスを軽減し、時間を有効に使うことができます。
1日1回の「捨てる」を習慣化しよう
必要な書類が見つからない、大切なメモをなくしてしまった、という小さなイライラが、積もり積もって大切な仕事に悪影響を及ぼしてしまうことも。毎日業務の前に、デスク周りをさっと片付けることを習慣にしてみましょう。特に溜めこみがちな書類やメモは、1日に1回「捨てる」時間を設けることが、業務空間を快適に保つコツです。定期的に不要なものを廃棄することで、デスク周りを整然と保ち、仕事を効率的に進められる環境を作り出すことができます。掃除のために体を動かせば、ストレス解消にもつながります。
「まとめる」で効率アップを目指そう
仕事に必要なデータを確認するためにいくつもの書類をあれこれ引っ張り出して参照するのは非効率であるだけでなく、抜け漏れが起こりやすく、ミスの原因となることもあります。ポイントは、情報をできるだけ1か所にまとめること。関連書類はファイルやフォルダ単位でまとめて管理し、一目で必要な情報を確認できるようにしておきます。業務の種類ごとに分ける、時系列で整理するなど、自分にとって分かりやすい分類をすることも大切です。仕事のメモを取るノートも、1冊に集約しておきましょう。情報をすぐに探せるようにしておくことで、仕事の効率もアップします。
「すぐできる」ことはいまやろう
メールの返信や電話での連絡など、すぐにできることほど後回ししがちなもの。しかしこうしたタスクが積み重なると、重要な業務を圧迫することにもなりかねません。その仕事が5分で終わるものであれば、気付いたときに片付けることを心がけてみましょう。時間のかかる重要なタスクは「やるべきことリスト」で管理し、スキマ時間にはすぐできるタスクを処理。こうした効率的な働き方が達成感をもたらし、ストレスを軽減しつつ充実した1日を実現してくれるはずです。
仕事の効率が上がらないと、労働時間も長時間化してしまいがちで、さらにストレスが溜まるという悪循環に陥ってしまいます。ストレスを溜めこまないためには、短時間でもパフォーマンスの上がる仕事スタイルを身に付けて、心のゆとりを確保することが大切です。今回ご紹介した仕事の効率アップのヒントを取り入れて、時間を有効に活用できるようにしましょう。