目次
クリニックのロゴを作成する際のデザインのポイント
クリニックのロゴを作成する際、主に以下のようなポイントを押さえたデザインにするのがおすすめです。
- 患者さんの不安を軽減する、安心感・信頼感がある
- 清潔感や優しさを感じる色使い
- 診療科目をイメージしやすい
それぞれ詳しく解説します。
患者さんの不安を軽減する、安心感・信頼感のあるデザイン
クリニックのロゴは、患者さんの不安を軽減するために安心感や信頼感のあるデザインにするとよいでしょう。
安心感を表現するロゴマークの例として、シンプルなデザインがあります。安心や安定感を表現するフォントを採用するのも一つの方法です。また、形によっても与える印象は異なってきます。直線や直角などは信頼感、円形は柔らかさや親しみやすさ、といったイメージを持ってもらいやすくなるでしょう。
他にも、「つながり」「サポート」といったイメージを抱きやすいモチーフを採用するのも効果的です。
清潔感や優しさを感じる色使い
クリニックのロゴデザインは、清潔感や優しさを感じる色を採用しましょう。
色には心理的な効果があるとされています。白は清潔感や明るい印象を与えやすく、どんな色とも組み合わせやすいでしょう。産婦人科などでは、安らぎや女性らしさ、親しみやすさを表現しやすいピンクがよく使われる傾向にあります。オレンジは親しみやすさを持たれやすく、緑は落ち着きや安心感、癒し効果が期待できます。
クリニックのイメージを効果的に伝えるため、色の持つ印象をうまく活用しましょう。
診療科目をイメージしやすいデザイン
クリニックのロゴは、診療科目をイメージしやすいデザインにするのも選択肢の一つです。
例えば、産婦人科であれば「赤ちゃん」、歯科なら「歯ブラシ」「歯」、循環器内科であれば「ハート」など、どのような病院なのかわかりやすいモチーフを用いるとよいでしょう。
クリニックの特徴が一目で伝わるようなデザインにすると、普段何気なく歩いている近隣の人から「あの場所に〇〇科のクリニックがあったな」と思い出してもらえる可能性も高まるでしょう。
クリニックがロゴを作成するメリット
クリニックがロゴを作成するメリットは、主に以下の4つです。
- クリニックの差別化を担う
- 患者さんの視覚に訴えかける
- クリニックの理念やビジョンを表し、ブランディング化できる
- 従業員の意識が高まる
それぞれ解説します。
クリニックの差別化を担う
クリニックがロゴを作成することで、他のクリニックとの差別化が期待できます。
近年、全国の医療施設の数は増加傾向にあり、他のクリニックとの差別化を図る必要があります。とはいえ、医療業界は広告表現への規制が厳しいため、独自性を際立たせるには限度があるのが現状です。
ロゴであれば、自院の特徴やイメージを印象づけるのに役立つでしょう。
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患者さんの視覚に訴えかける
ロゴを作成し、看板やパンフレット、ホームページなど、患者さんが目にしそうなあらゆる場所に配置することで、視覚的な接点が増えます。独自のロゴを作成して患者さんの視覚に訴えかけることで、クリニックに対して統一されたイメージを抱く効果が期待できます。
ほとんどのロゴは、患者さんの興味や意識を惹きつけることなく、素通りされるかもしれません。とはいえ「ロゴなんて意味がない」と断定はできません。無自覚や無意識は、同時に無防備な状態であり、潜在意識にイメージを刷り込む効果が期待できるでしょう。
クリニックの理念やビジョンを表し、ブランディング化できる
クリニックがロゴを作成することで、自院の理念やビジョンを表し、ブランディング化できます。
ロゴに使われる色やモチーフなどのデザインは、自院の特徴やビジョンをアピールする効果があります。文字よりも患者さんの記憶に残り、親近感を持ってもらいやすくなるでしょう。
従業員の意識が高まる
クリニックにロゴがあると、従業員の意識向上にも役立ちます。
例えば、従業員が着用するユニフォームにデザイン性の高いロゴが入っていると、仕事中のモチベーションがアップする可能性が高まります。ロゴ作成時に、従業員の意見も取り入れれば、クリニックの理念やビジョンだけでなく、自分たちの思いも込められたロゴとして、組織全体の活性化にもつながるでしょう。
クリニックのロゴを作成する方法
クリニックのロゴを作成するためには、主に以下の5つの方法があります。
- クラウドソーシングサービスを活用する
- 無料のアプリ等を使用して作成する
- ロゴを販売しているサイトで購入する
- デザイン会社に作成依頼する
- 内装業者に依頼する
それぞれ見ていきましょう。
クラウドソーシングサービスを活用する
クリニックのロゴを作成する方法として、クラウドソーシングサービスを活用する方法があります。クラウドソーシングサービスとは、仕事を受注したい個人と依頼したい企業をマッチングさせるサービスです。
クラウドソーシングサービスには、ロゴデザイン作成を得意とする個人が登録しています。デザイン会社などに比べて、費用を抑えられ、多くのデザイナーが集まりやすいのがメリットです。その反面、発注などの手間が面倒に感じるかもしれません。
無料のアプリ等を使用して作成する
ネット上のロゴメーカーや、無料のアプリなどで作成することも可能です。
絵を描くのが苦手な方や、デザインの知識がない方でも素材を組み合わせて作成でき、操作も簡単です。一方、デザインの種類が限られるため、独自性を出しづらいのがデメリットといえます。完成したロゴが商用利用可能か、確認も必要です。
ロゴを販売しているサイトで購入する
ロゴを販売しているサイトで購入する方法もあります。ロゴ販売サイトでは、あらかじめデザイナーが作成した商品を購入し、自院の社名を入れることも可能です。また、販売サイトによっては、ロゴのアレンジや修正対応が可能なケースもあります。
納品までの期間が短いメリットがある一方で、たくさんの商品から選ぶ手間がかかるのがデメリットといえます。ある程度イメージを固めた上で、商品選びをするとよいでしょう。
デザイン会社に作成依頼する
自院のロゴにこだわりたい方は、ロゴ専門のデザイン会社に依頼する方法もあります。
デザイン会社といってもジャンルがさまざまあるため、クリニックや医療関連のロゴ制作の実績がある会社を選びましょう。個人に依頼するより費用が高くなるため、これまでに手がけたロゴ作品をチェックし、イメージに合った制作会社を選ぶと安心です。
内装業者に依頼する
クリニックを新規開業する場合などは、内装業者にロゴ作成もまとめて依頼するのも一つの方法です。
新規開業に向けて、クリニックの理念やビジョンなどを理解してもらえているはずなので、改めて説明しなくてよいというメリットがあります。その反面、内装業者に依頼する場合、費用が高額になりがちです。事前に見積もりを取り、よく検討する必要があるでしょう。
クリニックのロゴ作成にかかる費用相場
クリニックのロゴ作成にかかる費用相場は、依頼先によって異なります。
クラウドソーシングやフリーランスのデザイナーに依頼する場合、費用の相場は5,000〜30,000円程度です。実績のあるフリーランスであればさらに費用がかかるケースもあるでしょう。ロゴを販売しているサイトでは約10,000円〜、デザイン会社や内装業者の場合は約60,000〜200,000円ほどで、提案数や修正回数、実績の有無などにより変動します。
▽参考
「ロゴデザイン費の相場は?ロゴ作成の依頼前に知りたい料金のこと」(LOGO市)
※本記事で提示している費用相場は、株式会社ウィーメックスが調査した結果であり、実際に必要な費用は要件により変動しますので、確認が必要です。
電子カルテや現場のDX化については「Medicom」へ
開業にあたり、クリニックのロゴ以外にも院内の業務効率化・DX化に関心のある医師も多いでしょう。
ウィーメックス(旧PHC)では、オンプレミス型とクラウド型を融合させたハイブリッド型電子カルテ「Medicom-HRf Hybrid Cloud」を提供しています。
通常時は院内サーバーを利用し、スピーディーに操作を行い、障害時にはクラウド上のアプリケーションに切り替えられるため、状況に合わせて安心して使用できます。また、カルテ作成に関わるさまざまな作業を簡単に操作できるのも特徴の一つです。電子カルテの代行入力による記載漏れや見落とし防止にもつながり、業務効率化につながるでしょう。
また、画像ファイリングシステムや予約システム、Web問診、自動精算機に至るまで約170社のシステム・機器との連携も可能です。業務効率化・医療の質や患者サービス向上につなげたい方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、クリニックがロゴを作成するメリットや作成方法、デザインのポイント、費用の目安を解説しました。
ロゴはクリニックの理念やビジョンをアピールしやすく、ブランディング化にもつながります。病院の規模に関わらず、ロゴがあることで患者さんの視覚に訴えかけ、クリニックのイメージ定着に役立つでしょう。
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