薬局業務の経験差をうめるにはシステムの活用を
電子薬歴やレセプトコンピューターのチェック機能をうまく活用することで、薬剤師間の知識や経験の差をうめることができます。特にチェック項目が多い調剤業務は差がでやすいポイントです。今回は薬剤の粉砕や分割などのチェックに関するシステム活用についてご紹介します。
経験の差に左右されにくい仕組みづくり
業務効率化は業態を問わず多くの企業が直面している課題です。近年、課題を解決する方法のひとつとして、フレームワークの活用が注目されています。フレームワークとは、長年の経験を通じて蓄積してきた「やり方」を決まったフォーマットへ落とし込みをすることです。フレームワークを活用することにより知識や経験の差に問われず、より短期間で誰でも同じ成果を出すことができると言われています。
薬局においても、知識や経験に左右されずに同じ時間で業務をこなせるような工夫が重要です。調剤業務では、どのような視点での見直しが必要でしょうか。
薬剤の確認は注意点が多い
調剤業務にはたくさんの注意事項があります。例えば、放出調整剤や吸湿の影響がある薬剤に対する粉砕や分割の禁止があります。調剤薬局では、嚥下困難な患者さんの調剤を依頼されることもあるでしょう。依頼を受けたとき、処方された薬剤の粉砕可否はどのようにチェックされていますか?また、そのチェックにはどのくらいの時間を要していますか?注意点が多い業務は、経験や知識で差がでやすいポイントです。ベテランの方と新人の方ではチェックにかかる時間も異なります。
慣れていない方でも必要以上の時間をかけずに調剤業務を行なっていくためには、薬局に合った方法でチェック体制を整える必要があります。対策としては、よく出る薬剤のマニュアルを作成しておくことや定期的に薬局内で勉強会をするなどの取り組みがあります。今回おすすめしたいのは、システムを活用したチェック体制の構築です。
チェック機能を活用して業務効率化を実現する
チェック体制にシステムを活用するメリットは、誰でも同じようにチェックが可能となることです。レセプトコンピューターや電子薬歴にもチェック機能があることはご存知でしょうか。使い方を見直してみると薬局ですぐに活用できるヒントが隠れているかもしれません。
メディコムPharnesシリーズのレセプトコンピューターや電子薬歴は、粉砕や分割、一包化に関するチェック機能が標準搭載されています。画面上で、瞬時に注意点を確認することができます。そのため、薬剤ごとの注意点を調べる手間や時間がなくなり、患者さんをお待たせする時間の短縮につながります。また、最新の情報をご提供できるように、データベースは毎月更新をしています。チェック機能を活用することで、より早く、より安全な服薬指導が可能になります。さらに、患者さんの満足度向上と薬剤師の皆様の業務負担軽減にもつながるでしょう。
今回ご紹介した分割や粉砕に関するチェックはメディコムのごく一部の機能です。誰もが安心安全な服薬指導ができる薬局を目指したい方は、ぜひデモンストレーションにてご相談ください。
オンラインデモはこちら。
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