2 |新商品コンセプト開発(要素技術の開発)
それはちょうどライフサイエンスの「基礎研究」のようなものです。
顧客の課題を解決し要望を満たす新製品のコンセプトを実現するため、技術者は、様々な方法で、要素技術を開発します。
ティアダウン
競合他社製品を、技術部門だけでなく、商品企画・マーケティング・営業がチームとなってバラバラに分解し、
自分たちの現行製品と競合製品の部品1つ1つについての仕様とコストを検証し学びます。私たちは独善的な視点に固定されないよう、
広い視界を持って要素技術の創造を開始します。
それは大きな筐体そのものであったり、とても小さな、しかしとても重要なキーデバイスであったりします。
これらお客様の課題を解決する様々な新しい仕様や機能は、様々な技術者ひとりひとりの発想から生まれます。それは既存のものであったり、
まだ誰も見たこともないものである場合もあります。
技術者が発想したアイディアは2D/3D上で検討され、
それは最初は不動の、そしてその後、稼働するプロトタイプとして様々な種類が実際に手作りで作られます。
稼働するプロトタイプを、様々な視点で実験・検証することにより、課題が抽出され改善されます。
このトライ&エラー&トライを何回か繰り返すことにより、
最初、技術者のアイディアだったものは、実際にお客様の課題を解決することができる仕様や機能として洗練されていきます。
性能/仕様の向上と外寸維持の攻防はしばしば見られる争いです。
もちろん性能/仕様を達成することは非常に大切なことですが、そのために、製品の外形寸法が拡大していくことを私たちは望みません。
私たちはこの2つの要求をクリアするクレバーなアイディアを生み出すことを好みます。
中長期的な開発テーマについては、R&Dセンターと一体になって取り組みを進め、これまで困難だった機能の要素技術を開発し、
次世代の機器に展開していきます。