PHCbi

7 |量産

群馬工場は、1959年三洋電機株式会社の東京製作所として開設。
私たちの製品の技術開発・設計部門、品質保証部門、
そしてもちろん、生産部門を有する私たちのコアファクトリーです。

私たちの工場は、
「お客様第一」「品質は命」「現場現物主義」
「変化への挑戦」「モノづくりは人づくり」
という5つのキーワードから構成する「モノづくりWay」という活動テーマを、
工場全メンバーが共有し、日々、生産に取り組んでいます。

工場メンバーは日々、QC(Quality Control)の視点を忘れません。
個々のメンバーが日常発生する様々な問題に迅速に対処するためのスキルを磨き、
小集団の改善チームとして品質改善および生産性の向上に目を向けています。

キャラリ溶接の検査工程には、リークテストの検査とともに、
パイプの「外見の美しさ」を検査する工程があります。

私たちが積み重ねてきた経験から、これが品質課題の抑制に必要な工程と認識したからです。もちろん「外見が美しくない」パイプは、この検査工程で生産ラインから
除外されます。

また、このような「ハンドメイド」工程の技術継承を目的として、
工場内には、「モノづくり道場」が設けられています。

このスペースでは、既にリタイヤしたベテランメンバーが、
自らが長年培ったキャピラリ溶接、ビス打ち、コーキング等のハンドメイド技術を、
今後、工場を支えていく若年層メンバーに日々伝えています。

私たちの工場は、このような「ハンドメイド」工程の継承とともに、
もちろん、IoT化にも取り組んでいます。
生産工程における「コンプレッサーの真空バキューム」「冷媒封入量」
「出荷検査時の庫内温度」は、すべてデジタル測定され、シリアルナンバー別に
データ蓄積されており、品質問題発生時のトレサビリティとして活用されています。

工場メンバーは自分たちが
PHCbiのブランドを作っていると自負しています。

私たちの工場は、「ハンドメイド」工程と、
ITを駆使した工程のハイブリッドで構成されているのが特徴的です。

キャピラリ溶接等の「ハンドメイト」工程には、
毎朝、製造が開始される前に、当日、生産に従事するメンバーの作業コンディションを
チェックするステップが組み込まれています。

キャピラリ溶接のコンディションテストは、テストピースに溶接を行い、その溶接済の
パイプを縦にカットして溶接部分を検証することによって実施されます。
生産に従事するメンバーはこのゲートを潜ることで当日の生産に従事することが
できます。

また生産に使用する部品ピックアップについても、生産データを基に、自動で部品を
ピックアップするロボットを導入し、更なる生産性の向上に取り組んでいます。

さらに今、どの工程で、誰が、どれだけの時間、どんな作業を行い、
今、どれだけの生産が実現できているか、工場メンバー全員が、自分のPC上で
リアルタイム確認できるシステムを導入しています。

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