8 |輸送（梱包設計）

私たちの製品梱包は、もちろん世界中の物流要求を満たす設計です。
過去から蓄積されたナレッジを継承しつつ、時代の要求に合わせて、
環境負荷を考慮し、部材の削減やリサイクルにも取り組んでいます。

梱包の設計は、製品仕様が決定した段階から開始されます。

試作した梱包は、実施に製品と組み合わされ、落下試験、振動試験、圧縮試験で検証されます。
梱包設計は「強固」だけを目標に取り組まれるわけではありません。
製品への衝撃を吸収するクラッシャブルゾーンも含めた設計にする必要があります。
同時に、梱包としての強度と開梱時の作業性の両立が要求されます。
2D/3D上のシミュレーションで試行錯誤が繰り返されます。

納入現場での開梱作業はスピードが重視されます。
梱包設計メンバーは、顧客の許を訪問し、納入業者がどのような環境において、
どのような手順で開梱するかを実際に確認し、
自ら開発した開梱方法と実際の開梱手順を対比しながら学びます。

また、開梱後の梱包材が、どんなリサイクルプラントに持ち込まれ、
どのような処理がされているかについても、
梱包設計メンバーは、実際にそれを確認し次の梱包設計に活かしています。