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5 |設計検証(Design review)

量産モデルで達成すべき仕様と、信頼性・耐久性・安全性など、
私たちの製品の品質にとって重要なポイントについての
評価方法・達成レベルを決定するとともに、
従来モデルの品質課題ナレッジ(Kako-tora)についても、
設計チームに共有され、量産に向けた設計と検証が繰り返されます。

また適応される国ごとの法規・法令、環境アセスメント、原価の確認など
量産化に向けた詳細な目標設定を行います。

まだ手作り状態のES(Engineering sample)は、
熱伝導解析、加速度試験、耐久試験振動試験など、
様々な性能/品質検証に駆り出され、
量産に向けた様々な改善点をチームに提供します。

最終的には、ESのコンプレッサをカットして主動部の摩耗状況や
オイルの色に至るまで詳細に検証されます。

設計チームが達成レベルに満足しない場合は、
次のESが生み出され、再び、このプロセスを経て検証されます。

ESは、製造設備や冶具工具、工法などの検討と工程フローのプランニング等、
工場の量産チームの要求を明確にすることにも使用されます。

ソフトウエア開発チームは、
システム設計、UI仕様の決定などをこのプロセスで行い、
基本的な操作や総合的な制御などについて試験を繰り返します。

この設計検証(Design review)プロセスを完了することで、
新製品の仕様が最終決定し、
量産設備を使用したPR(Pilot Run)モデルが少量作成され、
製品の設計及び製造工程、ソフトウエア制御について
再度検証が行われます。

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